道灌紀行

作家尾崎氏の連載するブログ「道灌紀行は限りなく」
最新記事3件を表示しています。
詳細は「道灌紀行は限りなく」をご覧ください。

道灌紀行は限りなく
2024/06/16
                歴史家の色川大吉先生の「歴史の真実は歴史の現場にある」という教えに従い、約250か所の道灌史跡、関連地を訪れて『道灌紀行』を書き、20年余り経ちました。『道灌紀行』の最終地は伊勢原で、そこでの論点はやはり「道灌非業(ひごう)の最期」となります。それが太田道灌の生涯の最大の謎です。 そして「太田道灌状」には、道灌遭難にいたる伏線が、随所に秘し沈められています。*「非業の最期」とは、業(カルマの法則、因果の理法)に非ざる最期という意味です。kar..
2023/10/03
本庄まつり今年もまた11月2日(木)3日(金)、埼玉県の本庄まつりでは、諏訪町(すわちょう)の太田道灌の山車をはじめ10基の山車が、中山道の宿場町跡を曳き廻されます。本庄市諏訪町では今、祭りの準備で大わらわです。地元の人たちのお話によると、青年が文武両道でたくましく成長することを願い、正直で親切で勇敢な文武両道の名将、太田道灌の山車が曳かれるとのことです。そういえば、埼玉県越生駅前の太田道灌銅像の台座にも、「文武両道」と彫られています。 (諏訪町の太田道灌山車)享徳の乱シンポ..
2023/08/23
今年7月22日、23日、越生まつりがおこなわれ、町の慈光寺道(中つ道の支道)で、昔ながらの6台の山車(だし)の曳き回しがおこなわれました。越生町で太田道灌の大河ドラマ実現を推進しているT氏から「越生まつりで道灌の法被(はっぴ)を着た男たちが仲町の山車を曳いてる。しかし道灌の人形はいない」とメールがあったので、急いで越生へ行きました。まだ夕日が高いころから、あちこちで2台の山車が出っくわし、笛や鉦(かね)、太鼓のお囃子で対抗するのはたいへん面白い見ものでした。越生では、相手の山..